定期発行
<NO.1> シックハウス [2003.04.22 Updated]
 
その他
エコ建材リスト [2003.04.30 Updated]
 




 
シックハウス症候群いわゆる『化学物質過敏症』という症状のことですが、この原因は、接着剤、塗料、白蟻駆除剤等に含まれる化学物質である、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、有機リン等が蒸発し室内が汚染されることです。

症状としては、頭痛、吐き気、下痢、鼻水、涙目等が確認されており、また人間だけでなく、ペットにも同様にあるそうです。住宅の高気密化が進む中で、新建材に含まれる化学物質による空気汚染が進行しているためで、これらの対策が急がれます。
 
 
 対策1: 換気を頻繁に行う 
 
  空気汚染が原因なので、新鮮空気を取り入れ室内の空気をきれいにすることが必要です。外気における化学物質汚染が通常 0.02ppm程度ですが、厚生労働省の基準によると室内では 0.08ppm以下に抑える必要があります。

この換気を頻繁に行うことで、基準以下に抑えることが可能です。留守や就寝中でも換気のできる24時間換気システムを設置したり、既存の換気扇(台所、浴室、トイレ等)を利用し、給排気を行うことでも効果が期待できます。
 
 
 対策2: 多孔質素材を活用する 
 
  室内汚染の原因となる化学物質 (ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、有機リン)を吸着する多孔質素材として、身近なものに『畳』があります。近年の住宅では和室が少なくなり、畳が減少傾向にありますが、インテリアデザイン等の工夫により、洋室でも『畳』を使うこともできます。

代表的な例として、「琉球畳」の市松敷きがありますが、正式な琉球畳は素材の「い草」の断面が三角形で、ストッキングを破ったり、子供が擦り傷をつくったりと注意が必要ですが、現在では普通の「い草」を使用した琉球畳風のものが流通しているので、それを利用することをお奨めします。

ただし、「い草」という素材のもつ多孔質そのものに吸着能力があるので、ビニル製の畳では効果がありませんので、注意してください。
 
 
 対策3: 汚染物質を含まない建材を活用する 
 
  住宅の壁、床、家具等のいたるところで利用されている合板やMDFボードは接着剤を利用して製作されているので、ホルムアルデヒドを発生します。最近では、酢酸ビニル系の接着剤を利用したノンホルマリン合板等も流通していますので、これを活用すると良いでしょう。

さらに、汚染物質を発生するといわれる塗料にも、むしろ汚染物質を吸着するものも開発されていますので、この塗料もお勧めです。

フローリング等のワックスも無害のものが流通しており、中には蜂蜜を原料とした安全なものもあります。これなら乳幼児やペットが床を舐めてしまっても大丈夫です。
 
 
 シックハウス対策に有効な建材等 
 
●珪藻土(左官仕上材・ボード・タイル等) 
  植物性プランクトンの化石が堆積してできた多孔質素材で、保温性、断熱性、遮音性、調湿性に優れ、壁や基礎の仕上げ等に使用する。
●和紙壁紙
  植物性素材の多孔質素材で手軽に利用できる。使用する接着剤に注意が必要。
●接着剤
  ノン・ホルムアルデヒド溶剤のでん粉系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、天然接着剤で製作された建材を使用する。
●塗料
  高価であるが天然素材の塗料、柿渋(主成分:タンニン)、蜂蜜成分の塗料やオスモカラー等の塗料を使用する。
●畳
  天然い草の畳や調湿・脱臭効果のある炭入り畳等を使用する。
●炭
  床下に敷き詰めたり、炭シートを使用する。
 
 
 
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